溶接仕上げにおけるコストダウン/TIG溶接からスポット溶接できるよう形状変更
製缶板金や建築板金を行う工場でよく採用されている溶接方法のひとつにTIG溶接があります。このTIG溶接は個人差によって溶接の手間と仕上げに時間がかかる方法であります。特に薄板(1mm以下)の溶接は、ひずみや穴あきが発生しやすくなります。
溶接が必要な板金加工においてコストダウンを検討するには、あらかじめTIG溶接からスポット溶接へ切り替え可能な設計を行っておきます。スポット溶接を行うことによって、熱によるひずみの軽減や作業時間の短縮によりコストダウンにつながります。
POINT
精密板金や製缶板金においては、どのような板金設計を行うかで、それに必要な加工方法が限定されてしまいます。従って、本来どのような機能が必要かを押さえたうえで、それを達成できる複数の加工方法・溶接方法から最適なものを選択することが、コストダウンにつながります。